カタールで行われたU―17W杯は28日に決勝が行われ、ポルトガルがオーストリアを1―0で破り、初優勝を飾った。22年カタールW杯で日本がドイツ、スペインを破った会場と同じハリーファ国際スタジアムで行われた決勝には、3万8901人の観衆が訪れた。

なお大会得点王には、日本が準々決勝でオーストリアに敗れた一戦でも得点した、同代表FWヨハネス・モーザーが8得点で輝いた。3位決定戦では、イタリアがPK戦の末にブラジルに勝利した。

 FIFA史上初めて、48チームが参加した同大会は、ユース年代の大会として過去最大規模に。計104試合、15日間に19万7460人以上の観客が訪れた。世界各地から集まった次世代を担うスター候補たちを、各国主要クラブのスカウトたちも数多くチェックした。

 大会組織委員会のシェイク・ハマド・ビン・ハリーファ・ビン・アハメド・アル・サーニー氏は「カタールはU―17W杯を初めて開催することで、大会を新たな高みに導き、組織基準において新たなベンチマークを確立しました。大会を通じ、私たちは若い選手たちの素晴らしい才能に期待を寄せました。彼らの多くは、明日のスターへの道を歩んでいます」とコメントした。

 またFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は「素晴らしい大会でした。(決勝は)4万人近くの観客でスタジアムは満員となり、スリリングな試合となりました。カタールはいつものように素晴らしいホスト国であり、サッカーが勝利しました」などと大会を総括した。カタールは2029年まで4大会連続でU―17W杯を開催する。

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