日本ハムの山崎福也投手は28日、エスコン内で契約を更改。複数年契約中で、現状維持の2億5000万円(金額は推定)でサインした。

 今季は7勝5敗、防御率2・27。シーズン終盤に2軍落ちもあり、その後は中継ぎで登板した。2軍調整中には、早朝からトレーニングに励む若手の姿に刺激を受けた。「僕自身もまだまだ甘いなってのを感じました。気持ちも切り替えて、もっと練習しなきゃいけないなと分かりましたし、初心に帰った感じでできたのはよかった」と振り返った。

 中継ぎでの登板についても「中継ぎに入って球速も上がってきているのは収穫。来季先発で投げるんで、そこでどのくらい球速を上げられるかというのが、僕自身の課題でもあるので、もっともっと上げられるように頑張ります」。筋力と柔軟性をバランスよく向上させ、来季に臨むつもりだ。

 オリックス時代から“サチトラ”と呼ばれ、バッテリーを組んだ伏見が阪神に移籍。一足先に日本ハムに移籍した伏見とは23年シーズンに対戦し、11打数6安打、1本塁打と打ち込まれただけに「交流戦ぐらいしかないと思うんですけど、対戦したくないんですよね。5割ぐらい打たれてる。一番相性悪いぐらいの相手なので、嫌なイメージはありますね。

やりたくないですし、全部知ってるじゃないですか。それが嫌ですね」と苦笑した。

 ただ、意欲を見せたのは打者としての対戦。伏見がキャッチャーで打者・山崎のパターンは未経験。「それは経験ないんで、楽しみです。打てそうですけどね(笑)。阪神は甲子園ですもんね? 可能性あるので、そこに打てるチャンスがあるなら、しっかり準備して、想像していきます」。

 21年から交流戦では5年連続安打をマークし、杉内(ソフトバンク)に並ぶパ・リーグ投手の最長タイ記録。来季の交流戦で安打を放てば6年連続安打で、パ・リーグ投手の新記録となる。

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