広島の島内颯太郎投手が、新たに選手会長に就任することが28日、決定した。広島市内のホテルで行われた選手会納会で決まった。

24年から堂林が務め、投手では22、23年の大瀬良以来5人目。先発経験のない投手では球団初となる。

 「自分が指名されると思っていなかったですし、僕を指名したということは、チームとしても変わっていかないといけないのかなと思った。責任を持って取り組んでいこうと思います」

 今季は森浦と並ぶ60登板で、23ホールドもチーム最多。直近3年間で180登板と安定した成績を残してきた。今月初めに前会長の堂林を含めた執行メンバーとの食事会で就任を打診されたという。

 「その前から言われてはいたんですけど、本当か冗談か分からなくて…食事に誘っていただいて、本当だったんだなと思いました」

 球団投手の選手会長は、過去をさかのぼっても北別府学、佐々岡真司、黒田博樹、大瀬良と歴代のエースが務めてきた。

 「やっぱり自分個人の成績も伴ってこないと難しい立場だと思う。気を引き締めてやらないといけないなと思っています」

 これまでの人生で“長”と付く肩書を背負ったことはないという。

 「本当にビックリですけど、自分の良さというところで、どんどん周りの意見を聞きながら、より良いチームをつくっていきたいなという気持ちです」

 副会長は末包、森下、小園、書記は石原、会計は森が務める。

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