女優の柴咲コウが28日、都内で行われた主演映画「兄を持ち運べるサイズに」(中野量太監督)の初日公開舞台あいさつにオダギリジョー満島ひかりらと出席した。

 作家・村井理子氏のエッセイ「兄の終い」を映画化。

柴咲演じる主人公・理子の兄(オダギリ)の急死をきっかけに、家族が再集結する4日間が描かれている。

 公開日を迎え「3か月前から(映画を)盛り上げていこうと各所回らせて頂いたんですけど、それが終わりって思うと寂しいなと思う反面、こうやって皆さんに届けて広がっていくんだなと感慨深い気持ちがあります」と心境を明かした柴咲。タイトルにちなみ、普段から持ち運んでいる物を聞かれると「推しグッズとぬいぐるみ」と回答し、「猫を飼っているんですけど、旅行とかには連れて行けないので、似たような物を持ち歩いて一緒に寝てます」と意外な一面を明かした。

 観客には「この撮影をして、自分自身の事と家族のことをきちんと考えるようになった。家族が存在しているうちは、自分の気持ちをくみ取ってもらえるチャンスとかきっかけがあるのかなと思う。そういった事を考えて、豊かな気持ちになってくれたらうれしい」とアピールした。

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