米大リーグ・オリオールズからFAとなっている菅野智之投手が29日、今季限りで現役を引退した長野久義氏と都内で「スペシャルトークイベント Presented by GOOD LIFE」に出席した。

 長野氏とは大学時代から日本代表で縁があり、巨人でも共闘。

長野氏の引退セレモニーでは花束も贈呈していた。長野氏について問われると「こんなに人を前向きにさせてくれる人はいない。困難や逆境を救えるひと言をかけてくれる。僕は何回も助けてもらいましたし、メジャーの挑戦に関しても背中を押してもらったので」と感謝の意を示した。

 菅野は20年オフにポスティングシステムによるメジャー移籍を目指したが、30日間の限られた交渉期間で熟考を重ねて残留を決断。23年オフのハワイ自主トレ中に長野氏から「おれはトモがメジャーで投げてる姿を見たいよ」と背中を押されたことが、再びメジャー挑戦を目指す理由の一つとなった。「こんなに応援してくれる人がいるのに頑張らないのはダメだなと思って、もう一回自分にムチを入れ直してやった結果が今につながっていると思っています」と、うなずいた。

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