◆明治安田J2リーグ▽第38節 水戸2―0大分(29日・Ksスタ)
水戸が大分を2―0で下し、2000年のJ2参入から苦節26シーズン目で悲願の初昇格を決めた。他会場で引き分けた長崎をかわし、初優勝も決めた。
長かった。J2通算1103試合目でついに訪れた歓喜の瞬間。試合終了のホイッスルは、水戸のJ1初昇格を告げるものとなった。選手・スタッフの歓喜の輪をクラブ史上最多1万743人の大声援が包んだ。主将のGK松原修平(33)は「J2の番人を卒業します」と声を張り上げた。
試合開始時は「2位」。他会場で前半に2点を奪った千葉に抜かれ、0―0で迎えたハーフタイムは自動昇格圏外の「3位」だった。選手時代を含め在籍23年目の森直樹監督(48)は選手に状況を伝えず、平静を保ったが「ドキドキしていた」と明かす。それでも後半開始58秒で多田圭佑(23)が決め「1位」に立つと、同30分の山本隼大(22)の追加点で「優勝」に近づき、そのまま逃げ切った。
命運を託された先発11人の平均年齢は23・82歳。
指揮官は「やりきる・走りきる・勝ちきる」を掲げ、若手を積極起用して対人練習を増やした。この日、得点した2人はともに大卒ルーキー。水戸への期限付き移籍を経て日本代表に上り詰めたFW前田大然(セルティック)、FW小川航基(NEC)らの活躍もあり「育成の水戸」の名は広がり施設面も改善。今季8得点のU―20W杯代表MF斎藤俊輔(20)ら有望な若手も成長。“雑草軍団”は、堅守速攻に名産品の納豆のような粘り強さも身につけ、歴史的大混戦を制した。
森監督は優勝の実感がないまま胴上げされ、優勝のシャーレを掲げた。「来年はJ1で旋風を起こします」と力強く宣言した。「J2の26年生」から「J1の1年生」へ。
▽覚えてください「ホーリーホック」 対戦クラブの配布資料や地方ニュースで、クラブ名を間違えられるケースが過去に多発。主な誤植に「ホーリンホック」「ホリーホック」「ホーリックホック」など。
▽おくりみと? 過去に目の前でJ1昇格を決められたケースが7度あり(04年川崎、09年湘南、21年磐田など)、一部から映画「おくりびと」をもじった「おくりみと」と揶揄される。
▽この印籠が目に入らぬか! エンブレムは水戸藩の葵(あおい)の家紋が描かれたもの。人気時代劇「水戸黄門」の決めぜりふ「この印籠が目に入らぬか!」でおなじみの印籠と同じデザイン。水戸黄門こと徳川光圀の字(あざな)「子龍」に由来する龍が葵を囲っている。
▽現J1監督3人が巣立つ 08~10年に木山隆之氏(現・岡山監督)、18~19年に長谷部茂利氏(現・川崎監督)、20~22年に秋葉忠宏氏(現・清水監督)が指揮。木山氏はクラブOB。
▽主な歴代所属選手 DF田中マルクス闘莉王(03年、広島からの期限付き)、FW鈴木隆行(11~14年)、DF塩谷司(11~12年)、DF市川大祐(12年)、FW前田大然(17年、松本からの期限付き)、FW小川航基(19年、磐田からの期限付き)。

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