プロ野球ウエスタン・リーグの「くふうハヤテ」を運営するハヤテ223株式会社は30日、株式会社くふうカンパニーホールディングスから28日に球団名のネーミングライツを含む資本業務提携契約の解除を通告された件について、公式ホームページで見解を発表した。

 くふうカンパニーホールディングス側は28日、ハヤテ223の「ネーミングライツに関する重要な一部契約の不履行」があったため、不履行解消に向け協議を重ねたものの合意に至らず、契約解除を通知したと説明していた。

 これに対しハヤテ223は見解で、「契約(以下「本契約」といいます。)に関し、当社に債務不履行は存在せず、当社は本契約を適切に全うしております」と反論した。

 その上で「球団名にライツホルダー社名を冠して2025シーズンも無事に満了いたしました。しかしながら、いまだ当社は本ライツ料の支払いを受けておりません。また、上記球団名が維持された状態をシーズンを通じてご提供した後に、左記不払いのまま一方的な本契約解除の告知を受けたことに困惑しております」と記した。

 さらに「このような不払いを含む一連の事態は、夢を信じて新たな球団に集まった若者の挑戦を阻害する行為であり、悲しみを禁じえません」と遺憾の意を表明した。

 同社によれば、本契約の行方にかかわらず球団運営に影響はなく、継続してチームを運営するとしている。2026年シーズンに向け、新入団予定選手を含む編成については、12月初旬から順次発表していくという。

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