大相撲の冬巡業が1日、長崎・佐世保市で行われた。横綱・豊昇龍(立浪)は九州場所後初めて相撲を取る稽古を行い14番。

まずは幕内・豪ノ山(武隈)を指名し、相手の当たりを受け止めてから、送り出した。その後は、同・平戸海(境川)に連敗したが持ち直して、義ノ富士(伊勢ケ浜)らに9連勝して12勝2敗で稽古を終えた。巡業は2日目だが「今日、稽古が始まった」と力を込めた。

 九州場所では12勝3敗。優勝決定戦では関脇・安青錦(現大関、安治川)に敗れ横綱初優勝を逃した。来年初場所(1月11日初日、東京・両国国技館)こそは賜杯を抱きたい。この日が再スタートかの問いには「そうだね」と短くうなずいた。

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