来年2月の歌舞伎座「猿若祭二月大歌舞伎」(2月1~26日)で初代中村舞鶴(まいづる)を襲名し、幹部に昇進することが発表された歌舞伎俳優中村鶴松(30)が、師匠の18代目中村勘三郎さん(12年死去、享年57)との思い出ショットを公開した。

 一般家庭に生まれ、2005年に勘三郎さんの部屋子になった中村屋のホープである鶴松は2日、自身のインスタグラムを更新。

「この度、二十年間名乗って参りました中村鶴松という名を改め、初代中村舞鶴として披露させて頂く運びと相成りました。鶴松という名は、師匠である勘三郎の父に名付けて頂き、皆様にも『鶴松』『つる』『鶴ちゃん』と温かくお呼びいただき、有難くも長年可愛がって頂きました私にとりまして大変愛着のある大切な名前でございます。その名を改めますことは、自分の中では誠に大きな変化であると感じております」と記し、勘三郎さんとの幼少期のショットなどを投稿。

 「この度頂戴いたしました中村舞鶴という新たな名前は勘九郎、七之助の兄たちが心を込めて考えてくださいました、私には身に余る、素敵なお名前でございます」と、勘三郎さんの長男である勘九郎、次男の七之助と勘三郎さんを囲んだ“3兄弟”ショットもアップ。

 「一人でも多くのお客様に新しい名前を覚えて頂き、これまでと変わらぬご声援を賜れましたら、この上ない喜びに存じます。この名を新たな一歩と致しまして、これからも一層藝道精進して参る所存で御座います。何卒これまで同様、変わらぬご厚情を賜りますと共に、今後とも厳しいご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます」と記述。さらに、襲名披露公演となる「猿若祭二月大歌舞伎」への決意も語った。

 この投稿には、「ご襲名おめでとうございます 2月絶対に観に行きます」「素敵なお写真ばかりで涙が出ます。感無量です」「お兄様達の愛情の深さをひしひしと感じます」「いろんな方のいろんなお気持ちが『舞鶴』というお名前に込められていることかと思います これからも応援させてください」などのコメントが寄せられた。

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