広島の野間峻祥外野手が1日、マツダスタジアム内で契約更改交渉に臨み、1000万円減の年俸7000万円(金額は推定)でサインした。今季はスタメン25試合を含む79試合で打率2割4分7厘、0本塁打、15打点に終わった。

 契約交渉は約10分間で終えた。会見場に姿を見せて「8000万ダウン。(来季は)ボランティアで。今年の成績じゃ給料もらえない」と、自虐した。実際は1000万円ダウン。「今年の成績じゃ(減額幅は)優しい方かなと思います」と、受け止めた。

 主に勝負どころの代打起用が多かったが、代打打率も2割5分5厘にとどまった。「松山さんのすごさを感じた1年でした」と、今オフに戦力外となった先輩の名前を挙げ、限られた打席で結果を残す難しさを痛感した。

 来季も外野争いは熾(し)烈だ。ファビアンの来季残留が決まり、両打ち外野手のドラフト1位・平川蓮=仙台大=も加入する。今季台頭した中村奨のほか、ベテラン・秋山もいる。

 「自分で結果を出して勝ち取っていかないといけない。

そこに関しては自分の力不足だった。野球選手ですから、頭(スタメン)から出たい。そこを目指してやらないと。ベテラン、中堅の選手が若い選手と競ってやっていかないとチームは良くならない。勝負できるように、このオフやっていきたいなと思います」

 来年1月に33歳を迎える。12年目の来季が正念場だ。

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