是枝裕和監督、人気漫画「ルックバック」を実写映画化「覚悟が伝わってくる作品」…原作・藤木タツキ氏も期待
実写映画化が決まった「ルックバック」のティザービジュアル 画像（1枚）

　映画監督の是枝裕和氏（６３）がメガホンを取り、藤木タツキ氏の人気漫画「ルックバック」を実写映画化することが２日、分かった。

　漫画が大好きな少女２人の１３年間にわたる軌跡を描いた青春物語。

秋田県にかほ市を中心に撮影を行い、豊かな四季の情景を盛り込んでいる。現在、編集作業中の是枝監督は「とても豊かなものが映し出される作品になるのではないか」と満足げ。日本国内はもちろん、早くも韓国、台湾での公開も決定している。

　原作の印象について「漫画と映画でジャンルは違いますが、同じ作り手として、覚悟が切実に伝わってくる作品で、きっと藤本タツキさんはこの作品を描かないと先に進めなかったのだろうなと、そんな気持ちが伝わってきました。自分にとっては、『誰も知らない』がそんな作品でした」と告白。原作者の藤本氏に会って言葉を交わし、「やらないわけにはいかない」と実写映画化の覚悟を決めた。

　藤本氏は「是枝監督が『ルックバック』を撮ってくれるなら、僕はもう何も言うことはないです。楽しみにしています！」と完成を心待ちにしている。出演者は後日、発表される。

編集部おすすめ