日本ハムの郡司裕也捕手は3日、エスコン内で契約更改に臨み、1億円超えのアップ提示でサインした。「ほぼ倍です」と、今季推定5500万円からの大幅増となった。

プロ6年目(7年目シーズン)での1億円到達に「大台に乗った。野球選手になってからの目標ではあったのでよかったなと思います」と笑顔を見せた。

 6年目の今季は、本職の捕手だけでなく、一塁、三塁、左翼で先発出場。打順は1~8番を経験。新庄ハムの柔軟起用の象徴とも言える存在だった。新庄監督はシーズン終盤の会見で、「郡司くんもユーティリティーというか、どこを守らせても無難にこなしてくれて、どこの打順でもしっかり仕事をしてくれた。給料3倍に上がりますね」と語っていた。

 23年の6月に中日からトレード移籍。23年の中日時代の年俸は推定975万円。そこから約3年で10倍に。「まだ3年弱しかいないのにここまであげていただくのは、やっぱファイターズの球団力だと思うので、本当にいい球団入ったなと思いました」

 来季は背番号「3」に変更になり、開幕4番が内定している。「打球速度を上げて長打を打てるバッターに。

うちは球界最強打者・レイエスを抱えているので、その後ろを打つバッターとして、すごい重要なシーズンかなと思いますね。できるだけ彼に勝負させたいんで、『うん、やっぱ後ろの郡司も嫌だな』ってなってほしいです」と来季を見据えた。

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