俳優の細田佳央太、ムロツヨシが3日、都内でダブル主演を務めるNHKドラマ「雪煙チェイス」(来年1月2、3日、後10時)の完成会見を行った。

 東野圭吾氏の同名小説が原作。

殺人の容疑をかけられ、アリバイの証人を探すためにスキー場に向かう大学生(細田)と、容疑者の捜査を任された(ムロ)らのノンストップ・サスペンスエンターテインメント。恒松祐里、吉田鋼太郎、仲間由紀恵らも出演する。

 本作は長野県のスキー場などで撮影。NHKドラマ初主演の細田はスノーボードが趣味の大学4年生を演じ、「天気に関してはすごく大変でしたけど、晴れた時に撮れる雪山はすごくきれいだった。スノボにちゃんと乗ったのは人生で2回目だったので、撮影前から練習しました。『スノボのシーンもちゃんとやって欲しい』とリクエストいただいていた東野先生にもご満足いただけたようです」と安堵(あんど)した。

 「大学生VS所轄の刑事VS警視庁本部の予測不能な物語」を描くことから、ムロは「雪がふかふかのところを追いかけるシーンが、予想以上につらくて。(細田と)体力の差ありますから、非常にきつかった」と苦笑した。

 細田は「ムロさんがいらっしゃるだけで現場が明るくなる。座長としての姿勢を学びました」と尊敬のまなざし。2人はNHK大河ドラマ「どうする家康」(23年)以来の共演で、ムロは「(細田の)この年齢でこの落ち着きはすばらしい。彼らから教わろうという気持ちでした」と若手俳優から刺激を受けたことを明かした。

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