フィギュアスケート ジュニアグランプリファイナル(4日開幕、名古屋・IGアリーナ)

 前日練習が本番会場で行われ、2年ぶりの優勝を目指す中田璃士(りお、TOKIOインカラミ)がショートプログラム(SP)の曲をかけて調整した。フライングシットスピンでは転倒し、大の字になる場面もあったが、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させるなど、「(氷の)違和感はない」と順調な様子を見せた。

疲労骨折を負っていた左足の状態も回復傾向にあると話した。

 2週前には全日本ジュニア選手権で連覇を達成。フリーの前にはソフトバンク・山川穂高内野手からインスタグラムで「頑張って」とメッセージが送られた。今季これまで演技後に行ってきた「ドスコイ」のパフォーマンスは「できたらやりたい」と意欲を見せる。だが、ジュニアグランプリシリーズでは柳田悠岐外野手のタオルをキスアンドクライで掲げていた。この日の練習後も柳田のタオルを手にしており、「SPはこれ(柳田)でいって、フリーは山川選手で」と笑みを浮かべた。

 2年ぶりの頂点奪還を狙う今大会。昨年は3位と悔しい思いを味わい、「今年は取り返す試合。やることをやって、SPで1位を取ってリベンジをしたい」と燃える。「しっかり優勝して、(世界)最高得点を出したい」とラストのジュニアグランプリファイナルにかける思いを語った。

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