来年1月2日放送のテレビ朝日系「木梨憲武のスポーツKING!」の出演者、競技が3日、分かった。

 これまではお笑いコンビとんねるず」(石橋貴明、木梨憲武)が出演する「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」として放送してきたが、石橋が4月に食道がんと咽頭がんを公表し、活動休止中。

10月に同局は木梨がプロデュースした新たな番組を放送するとしていた。

 ”夢のスポーツ対決”というコンセプトに変わりはない。木梨憲武、長嶋一茂率いる芸能人軍団「チーム木梨一茂」、松岡修造率いるアスリート軍団「チーム修造」で対決。競技は陸上、バドミントン、綱引き、卓球となった。

 木梨と共に戦う一茂は「8月からスケジュールを聞かれていた。このためだけに調子を合わせてきたので、完璧だったと思う」と自信満々。一茂はヤクルト、巨人でプレー経験があり「並木(秀尊)くんと和田(康士朗)くんともご一緒したんですが、今の野球選手はスマートでカッコイイですね。野球選手の真剣な走りを見られたのもすごくよかったです」とプロ野球の後輩との共演を喜んだ。木梨一茂軍団には満島真之介(陸上)、なかやまきんに君、トム・ブラウンみちお、ママタルト大鶴肥満(綱引き)らが出演する。

 一方、アスリート軍団には北口榛花、村竹ラシッドら世界陸上メンバー、五輪メダリストで、今回限りのペア復活となるバドミントンの「シダマツ」ペアこと志田千陽、松山奈美、卓球の張本智和、美和兄妹。さらにはプロレス転向を発表した元柔道のウルフアロンも出演する。アスリートを束ねた松岡は「みんなに“悔しい”という思いがあるということが、ある意味すごくうれしかったです。

“負ける悔しさ”をアスリートたちはみんな知っているんですよね。それはとても大事なことだな、と改めて感じました」とコメントした。

 前身番組からおなじみだった芸能人軍団に登場する”助っ人”には、日本競馬界のレジェンド・武豊騎手。「相棒 season24」(水曜・後9時)に主演する水谷豊がスペシャルゲストとして既に発表されており、名前の同じ”W豊”の共演シーンにも注目だ。

 ◆出演者のコメント

 ◆長嶋一茂

 このためだけに調子を合わせてきたので、完璧だったと思います。僕はもう出し尽くしました! 修造との因縁の対決も楽しかったです。因縁とは言っても普通に仲がいいんですけど(笑)。彼は世界のテニスプレーヤーだったから、やっぱりスポーツマインドがすごく高いんですよ。そんな彼といろいろ対決できて、すごく楽しかったし、久しぶりに会っていい時間を過ごせました。

 陸上では、プロ野球の後輩・並木(秀尊)くんと和田(康士朗)くんともご一緒したんですが、今の野球選手はスマートでカッコイイですね。野球選手の真剣な走りを見られたのもすごくよかったです。

 僕はもう競技を離れていますが、それでも“スポーツをやっていこう、やりたい”というスポーツマインドは忘れちゃいけないと思っています。

やっぱり携わっていないとだんだん忘れてきちゃうので、個人的にはまたこういう機会にお呼びが掛かるように、日頃から体を動かしていこうと思います。2026年は、僕自身も含め、みんなが健康で1日1日の仕事を楽しくできれば…それがすべてだと思います。

 ◆松岡修造

 どんな競技でも本気でやっているとうれしさもあるし、悔しさもある。それがスポーツの醍醐味だと思います。そして“KING”というのは全部出し切るということ。それぞれが“らしさ”を出しているところを少しでも視聴者の方々に感じてもらい、この番組を通して自分自身も“KING”になってほしいなと思います。

 かずさん(長嶋一茂)は空手も含めて本当に鍛えているんですよ。僕自身もジュニア合宿をやっていますが、今回対決してみて、ちょっと鍛え直そうかなという気持ちにさせていただきました。

 今回の収録を通して、みんなに“悔しい”という思いがあるということが、ある意味すごくうれしかったです。悔しいことってあんまりなくなってくるじゃないですか。そういう“負ける悔しさ”をアスリートたちはみんな知っているんですよね。それはとても大事なことだな、と改めて感じました。

 2026年にはオリンピックがあります。そこに向けて、選手の皆さんには自分なりの“KING魂”を出していっていただきたいですね。視聴者の皆さんも僕と一緒に“KING魂”を持って応援しましょう!

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