フィギュアスケート グランプリ(GP)ファイナル 第1日(4日、名古屋・IGアリーナ)

 26年ミラノ・コルティナ五輪の前哨戦となるGPファイナルが開幕。女子公式練習が行われ、全選手がフリーの曲をかけて調整した。

3年ぶりに出場する渡辺倫果(三和建装・法大)は「仁」に乗せ、冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)―3回転トウループを着氷。3本目のトリプルアクセルも見事に決めてみせた。後半にミスは出たもの、好調ぶりを示した。

 スケートカナダ、フィンランディア杯を制した千葉百音(木下グループ)は「ロミオとジュリエット」を演じた。これまでのピンクを基調とした衣装から一転、ブルーの衣装をまとった。後半の3連続ジャンプを決めるなど、安定した滑りを披露した。

 エース・坂本花織(シスメックス)はジャンプの精細をやや欠く形に。それでも練習終了時にはリンク中央に全選手を集め、エキシビションで恒例となっている自撮りを行った。五輪前哨戦直前だがリラックスした雰囲気で臨んでいた。17歳の中井亜美(TOKIOインカラミ)は冒頭のトリプルアクセルで着氷が乱れたが、その後入念に確認を行っていた。

 女子はショートプログラムが5日、フリーが6日に行われる。

編集部おすすめ