関西Jr.の野田開仁(17)が、コンサート「ジュニア Showcase 2025 新星―SHINSEI―」(9~28日、東京グローブ座)を控え、渡邉大我(17)との“共闘”を宣言した。「怖さが(10分の)7ぐらいなので不安はやっぱり強い」と漏らしつつ、「大我という一番親しい友達がいるので、それは心強い」と覚悟。

高校生活最後の冬を最高の時間にする。

 ―本紙インタビューは今年2月に初登場。その後の10か月を振り返って。

 「今年はめちゃくちゃ現場が多くて、ライブとかも多い年だったんで、いろんな種類のお仕事を経験させてもらったんですよ。例えば初めてメインで立ってライブをしたりだとか、俳優のお仕事だったり、舞台のお仕事だったり、先輩のバックについたりとか。めちゃくちゃ成長した年やなと思ってるんですよね。自分のアイドルの人生の中で、スキルがめっちゃ上がったっていうのは実感しますね」

 ―印象深いのは。

 「一番は中山優馬君のライブですね。振付師さんが屋良(朝幸)君だったので、ダンスのスキルが一番上がった時だったと思います。めちゃくちゃ難しかったし、リハ時間も少なくて。ダンスのスキルもですけど、ライブでの見せ方みたいなのも学べたので、ためになりましたね」

 ―3月の大阪松竹座公演「関西ジュニア原石まつり キラキラしとんの気のせいちゃうでぇ~!」は大きかった。

 「演出が(よゐこの)有野(晋哉)さんだったんで、本物のお笑いみたいな話が聞けました。

僕がツッコミの役をしていたので、リハ中に誰かがボケた時に『じゃあ、野田君。どうツッコむ?』みたいに、急に振られるんですよ。それが一番怖くて(笑)。有野さんが思うツッコミをした時に『あ、いいじゃん』みたいなことを言われた時が、最高にうれしかったですね。よっしゃーって思えるみたいな。そのへんはいつもビクビクしながらリハーサルしていました」

 ―6月のメインコンサート「Youth」にも出演した。

 「最前列に立ってやるのは初めて。これも経験でしたね。ゲームコーナーを僕たちがつくれたんで必死につくりました。みんなでリハ終わりに残って案を出したけど、『これはまだちょっと危ない』『お笑いとしてもまだ難しいから違うのを考えよう』みたいに、ずっと試行錯誤。でも、自分からやりたいと言ってMCをやったのは『Youth』が初めて。『原石まつり』と違って、自分でつくり上げたものを見せるみたいなことは初めてだったので、ダンススキルとかじゃない、新しいスキルをゲットできた現場だったかなと思います」

 ―11月には大阪・御堂筋でのイベント「御堂筋ランウェイ」も経験した。

 「外でやるのが初めてで、さらにお客さんも外で何て言うんですかね…、めっちゃ新鮮でした。歩きながら踊るのもそうですけど、楽しかった。進むスピードとか、前との間隔とかも2メートルぐらい空けて進むみたいなことを言われてたんで、意識しようと思ってたら、みんなもうぐっちゃぐちゃになっちゃって。でも楽しかったし、お客さんもめちゃくちゃテンション上がってるんで。ライブとかだと最初はゆっくり上がっていって、僕たちと一緒に盛り上がっていくみたいな感じですけど、みんなが上がってたんで、こっちも楽しくなっちゃうみたいな感じがありました」

 ―客層も色んな年代だった。

 「たぶん僕らのことを初めて見るみたいなお客さん。全員ほぼそうだったと思うんですけど、それも楽しかったですね。新鮮なアウェーの場所でした」

 ―寒さは。

 「和服だったんですけど、中は半袖やったんで、スースーしました。裾がめっちゃ広がってるやつをはいていたので風もめっちゃ入ってくるし、寒かったんですけど、踊っていたらめちゃくちゃ暑かった。汗もすごくかきました」(続く)

 ◆野田 開仁(のだ・かいと)2007年12月25日、大阪府生まれ。17歳。

23年に関西Jr.として活動をスタート。特技は空手。趣味はスケボー、映画観賞。

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