俳優の仲野太賀が8日、都内で主演を務める来年放送のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(1月4日スタート、後8時)記者会見に共演の池松壮亮と出席した。

 兄・豊臣秀吉(池松)の天下統一をサポートし「天下一の補佐役」と呼ばれた豊臣秀長(仲野)の目線から戦国時代を描く。

 仲野は、報道陣向けに試写が行われたことに「ようやくこの日を迎えられ、感慨深いです」と安堵(あんど)の表情。「自分自身も(オープニング映像の)題字を見た時に胸に来る高揚感がありました。世間の人に楽しんでもらえるような力強い作品になったと胸を張って言える」と自信をのぞかせた。

 池松は、「平和の世を求めて、天下(統一)までのし上がっていくサクセスストーリーです。元気をもらえるような作品に育っていくことを目指していきたい」と力を込めた。

 2人は2010年の同局ドラマ「15歳の志願兵」で親友を演じるなど、10代からの旧知の仲。本作は6月からクランクインし殺陣の特訓にも励んでおり、仲野は「壮亮君が経験豊富なので、アドバイスをもらっておりまして、殺陣も兄弟ならではの表現を入れ込みながらやれたらいいな」と意欲を見せる。

 池松も「序盤から合戦のシーンが多いので、“サル2匹”と言われるように、非常に活動的でエネルギーがほとばしっている兄弟ならではの生命のきらめきを、アクションで見せていけるのではないか」と予感している。

 作中で強烈なオーラを放つ織田信長役の俳優・小栗旬との共演について、仲野は「プライベートではお会いしているけど、ちゃんと(作品で)ご一緒するのは初めて。旬さんの圧倒的な説得力、強い男のオーラや覇気を感じ、織田家臣団としてどこか緊張感もあります」と尊敬の念をあわらに。「我々(豊臣兄弟)は(信長に)かなりひどい目に遭わされるので、注目して欲しいです」と笑ってアピールした。

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