台湾で行われていたアジア・ウィンターリーグ(WL)に参加した巨人の吉村優聖歩投手、坂本達也捕手、宇都宮葵星内野手、相沢白虎内野手が8日、成田空港着の航空機で帰国した。

 4選手が参加したNPB選抜は、7日に行われた日本社会人選抜との決勝戦に2―5で逆転負け。

準優勝となったが、「8番・二塁」で出場した宇都宮は4打数3安打と躍動した。同リーグでは15試合に出場して打率2割8分6厘、4打点、4盗塁をマーク。決勝戦の前日に巨人から参加した金城監督、立岡コーチから「間が取れていない感じがある」と助言をもらって決勝戦での活躍につなげ、「金城監督と立岡コーチの指導があったから打てたのかなと思います」と感謝した。

 今季2軍で打率2割8分9厘を記録した打撃に加え、50メートル5秒9の快足を生かして外野にも挑戦中。WLでは外野の全ポジションを守り、“何でも屋”としての器用を見据えて試合中に内野から外野、その逆へと守備位置を変えながら出場。「自分が守れるところは全部守れたので、自信になったところもあった」と経験を積んだ。

 ファーム首脳陣からは、内外野の複数ポジションを守れる増田大の後継者として期待される若武者。「前の(打球の)瞬時の判断がまだ出来ていない」と課題を明かし、「内野から外野を守ったり、試合中に(守備位置が)変わっても普通にプレーできるようにしていきたい」と意気込んだ。

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