巨人・井上温大投手が8日、ジャイアンツ球場で自主練習を行い、ブルペン入りした。直球にスライダーやフォークなどを交えて60球。

シーズン最終盤に左肘痛を発症していたが現在は不安なく腕を振れており、「予定通り投げられた。痛みとかもないので順調にできている」と振り返った。

 昨季8勝を挙げてさらなる飛躍を思い描いた今季は20登板で4勝8敗、防御率3・70と苦戦。逆襲を期して、現在はジャイアンツ球場などで己を鍛え上げる日々を送っている。

 さらなる発奮材料がある。米大リーグ・オリオールズからFAとなっている菅野智之投手が11月29日のトークショーで、巨人で期待の投手の一人として井上の名前を挙げた。記事などで見聞きした左腕は「少しでも気にかけてもらえるのはうれしいし、光栄なこと。大きく活躍できるように」と声を弾ませる。「あの年齢から(メジャーに)行って、もう一回全盛期を迎えている。すごいなと思う」と尊敬のまなざしを向けている先輩からの期待が、来季巻き返しの原動力にもなる。

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