MLBのウィンターミーティング(WM)が8日(日本時間9日)、フロリダ州オーランドで開幕。全球団の監督、編成幹部や代理人らが集結し、移籍交渉などを行う同イベントでは例年大物FA選手の契約がまとまるケースが多く、今年も注目が集まる。

初日はドジャース・ロバーツ監督ら19球団の監督の取材対応もあった。

 今季、23年9月の右肘手術から投手としても復帰した大谷翔平投手(31)は来季が二刀流完全復活のシーズンとなる。ロバーツ監督は「投手・大谷」の起用法について聞かれると「基本的には(球数制限などのない)通常の先発として使う考えだ。ただ、完全な5人ローテにはしないつもり。6人ローテの道に進みたくもない。登板間隔を6~7日、あるいは8日空ける形を考えている」と当面は二刀流の負担を考慮した“ゆとりローテ”となる見込みだ。

 背景には豊富な先発陣に加え、復帰予定の投手の存在もある。指揮官は「(今季故障で不在だった)ライアンやギャビン(ストーン)のような選手たちには大きな期待をしている。彼らは去年ポストシーズンの雰囲気を経験しながら、今年は十分に参加できなかった。その悔しさが26年に大きな力になると思う」と期待した。

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