出場機会に恵まれない選手を他球団が獲得する第4回「現役ドラフト」が9日、非公開でオンライン開催され、日本ハムは巨人から菊地大稀投手を獲得した。巨人は、日本ハムから松浦慶斗投手を獲得した。

 菊地は球団を通じて「ジャイアンツでの4年間でとても多くの素晴らしい経験ができ、その経験は僕を成長させくれました。今回の移籍は僕にとって大きなチャンスだと思っているので、必ず活躍します。チーム関係者、スタッフの皆様、大変お世話になりました。そしてファンの皆様、温かいご声援をありがとうございました」とコメントを発表した。

 阿部慎之助監督も「菊地投手はジャイアンツでの経験を生かし、新たなチームで持ち味を存分に発揮してもらいたいです」とエールを送った。

 1999年生まれの菊地は最速154キロを誇る本格派右腕。佐渡高から桐蔭横浜大を経て21年育成ドラフト6位で巨人に入団。22年4月に支配下登録され、1年目は16試合に登板した。2年目はチーム2位の50試合に登板し4勝4敗1セーブ、11ホールドでブルペンを支えた。24年オフに育成再契約となったが、今年7月に支配下復帰。大卒4年目の今季は1軍7登板で1勝1敗、防御率1・80の成績を残していた。

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