現役ドラフトで巨人から日本ハムに移籍することが決まった菊地大稀投手が10日、ジャイアンツ球場に訪れ、荷物整理や選手、スタッフへあいさつを行った。

 菊地は21年育成6位で巨人に入団し、22年4月に支配下登録。

150キロを超える直球に鋭く曲がるスライダーなどを武器に、プロ2年目の23年には救援で50登板を果たすなどブレイクも、24年は1軍登板なしで同年オフに育成として再出発。今季は支配下復帰を果たしたが、7登板に終わっていた。9日に行われた現役ドラフトで日本ハムへの移籍が決定。「電話をもらって、ここ2年もどかしい気持ちでずっといたので、本当に自分にとっては大きなチャンスだと思うので。このチャンスを絶対につかみとって活躍したいですし、絶対に活躍するんだって気持ちを持ってファイターズさんにお世話になりたいと思います」と語った。

 日本ハムについては「選手全員、チームが1つになっている。新庄監督のもとで自分の能力を開花させて、日本一を狙えるチームだと思うので、そこの一員に早く加わって一緒に戦いたいなって気持ちが強いです」と力強く答えた。

 両親や妻からは「最高のチャンスじゃん!」と背中を押され「これまでの気持ちを全部ぶつけていこうという思いです」と意気込んだ右腕。さらに「原さんにも昨日、決まった時に僕から連絡をさせていただきました」と語り、「全てエネルギーにすることがアスリートの鉄則です。求められていくということは名誉なことなので経験を生かして胸を張って戦ってください」とLINEで返事をもらったいう。「胸に響くというか、本当に僕の芽を出してくれたのは原(前)監督だと思っているので、その言葉に恥じないように、心に置いてやりたいと思います」と語った。

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