10日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜・後9時54分)では、オーストラリアで世界で初めて16歳未満の子供のSNS利用を制限する法律が施行されたことを報じた。

 フェイスブック、インスタグラム、スレッズ、X(旧ツイッター)など10種類のSNSを対象とする今回の制限について、キャスターの大越健介氏は「SNSというのは子供にとって日常生活の一部だというケースも多いでしょうから、これは事は簡単ではないですよね」と、まずコメント。

 子供の脳の健全な発達の促進、いじめや誹謗中傷などから子供を守るという政府の狙いについて「(ネット上ではなく)経験を通して学んでいくということも多いということのようですけど…」とポツリ。

 「我々なんて、まさにテレビっ子って言われた世代。テレビ全盛の世代で情報環境という意味で言うと、今と似ているところがあるかも知れません。あの当時は『テレビばっかり見るなよ』という大人に反発をしたような記憶もありますけど、今のSNSに慣れた子供たちも一方的に言われることについては反発する気持ちも、ひょっとしたらあるかも知れないですね」と続けると「ネット環境というのは双方向性というのが強いものですから、その影響も良いものから深刻なものまで幅広いと思いますけれども…。正解はなかなか難しいとはいえ、この際、(今回の法律を)きっかけにして、大人と子供でしっかりとSNSとの向き合い方を話し合ってはいかがでしょう」と提言していた。

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