シンガー・ソングライターのサカグチアミが10日、最新曲「名前」を先行配信し、ミュージックビデオ(MV)を公開した。

 来年1月リリースのデジタルEPのリード曲で、奥田民生と斎藤有太がサウンドプロデュースを手がけ、UNICORNのABEDONがマスタリングを担当。

レーベル移籍にあわせて『坂口有望』から『サカグチアミ』に改名後、初めて発表する作品になり、再出発への強い決意が込められている。

 サカグチは「新体制の一発目。もうEPも完成目前、というところで最後に書き下ろしたのが、この曲。名前とは、呼んでくれる『他人』がいて、初めて意味をなす。音楽家としての決意と願いを込めた歌。制作時の頭の片隅には、あのヒーローがいた。奥田民生大先輩。バカなふりをして、アレンジをお願いしたところ、同じく大先輩の斎藤有太さんと、快く引き受けてくださった。今でも信じがたい話」と感謝した。

 映像ディレクターの瀬川功仁がMVの監督を務めた。日の出から日没へと移りゆく光の中で、サカグチの静かな決意と等身大の姿を丁寧に捉えた映像。サカグチは「MVは、約8年前にご一緒した瀬川監督作。

私の歴史を知っている人だから撮れた映像だ。どこにだって行ける、と歌詞にも記している通り、撮影では長野の山の頂上へ行った。この『名前』は、私をどこへ連れて行ってくれるだろう?」と心を躍らせた。

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