3人組ロックバンド・back numberが、大みそかの第76回NHK紅白歌合戦(後7時20分)に3年ぶりに出場することが11日、同局から発表された。人気曲「水平線」と、NHKウィンタースポーツテーマソング「どうしてもどうしても」の2曲を歌唱。

前回の2022年は特別企画で紅白初出演したが、今回は白組での出場になる。

 ボーカル&ギターの清水依与吏は「また3人でドキドキしながら紅白歌合戦のステージに立てることが、とてもうれしいです。大事で大事で仕方がない2曲と一緒に行くので、大みそかよろしくお願いします」とコメントした。

 「水平線」はコロナ禍の20年、インターハイ(全国高校総合体育大会)が史上初めて中止になったことをきっかけに生まれた楽曲。高校生の時に陸上競技でインターハイを目指していた清水が、地元・群馬県が開催県であったこと、開会式で同バンドの「SISTER」(15年)が演奏される予定だったと知り、「何か彼らや彼女たちのためにできないか」を考え、急きょ制作されたものだ。

 同バンドはストリーミングの再生回数1億回を突破した楽曲が30曲を数えるが、「水平線」はその中で最多の再生回数8億回超えを誇る。毎夏になると、チャートの上位に浮上する人気曲になっている。

 「どうしてもどうしても」は、NHKの冬のスポーツ中継などで使用されるNHKウィンタースポーツテーマソング。来年2月にイタリアで開幕するミラノ・コルティナ冬季五輪、3月のミラノパラリンピックでも使用される。

 ◆back number 清水依与吏(ボーカル&ギター)、小島和也(ベース)、栗原寿(ドラムス)の3人組。2004年結成、07年から現体制。11年シングル「はなびら」でメジャーデビュー。

13年初の日本武道館公演。16年初ベスト盤「アンコール」が80万枚超のヒット。23年に初5大ドームツアー開催。来年5月から初の5大スタジアムツアーを行う。

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