オリックス・紅林弘太郎内野手が11日、大阪・舞洲の球団施設で契約交渉に臨み、1600万円増の年俸9500万円でサインした(金額は推定)。「この成績で(1億円に)乗ったらあれだと思うので、来年は突き抜けた数字を残して、余裕で超せるような選手になりたい」と、1年後の大台突破をイメージした。

 プロ6年目の今季は正遊撃手として116試合に出場し、打率2割6分、9本塁打、43打点。5年連続の規定打席をクリアし、遊撃手部門で自身初のゴールデン・グラブ賞にも輝いた。それでも「僕自身もやっぱり、まだまだ足りないと思う。より進化していけるように」と満足した様子は見せなかった。

 球団には、投球マシン「トラジェクトアーク」の導入を要望。投手の映像が映し出され、実際の投球が忠実に再現される秘密兵器だ。球界ではドジャース・大谷らが使用。「絶対、試合前とかにやればいいイメージもつきますし。チーム全体としていい効果があるかなって考えがあったので、できればお願いしたいですってことを…」と期待を寄せた。

 来季は「この体だったら打てないと」と、ともに自身初の20本塁打、143試合フルイニング出場が目標。「リーグ優勝、日本一を」と、3年ぶりの覇権奪回を誓った。

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