11日放送のTBS系報道番組「Nスタ」(月曜~金曜・午後3時49分)では、自民党と日本維新の会の連立の条件でもあった議員定数削減法案の審議入りの見通しが立たず、17日に会期末を迎える今国会での成立が困難な状況になっていることを報じた。

 スペシャルコメンテーターとして出演のジャーナリスト・星浩氏は、自民と維新の連立の合意文書に「1割を目標に衆院議員定数を削減するため、今の臨時国会で法案を提出し、成立を目指す」と書かれていた点について「永田町では『なんとかを目指す』っていうのは『やらない』っていうのが大体、通り相場になってるんですけど」と、まずコメント。

 「この法案はもともと維新が言っていた政治とカネの問題を議員定数削減に論点をすり替えたという問題が一つ。それから、この法律が通らない場合は自動的に45人の削減をするっていうかなり乱暴な法案なので、これはいくらなんでも乱暴過ぎるだろうという与野党の認識が広がっている」と指摘した上で「自民党の中に本気でやる気がないっていうのが現実なので、結果的には今国会では動かないということになると思いますね」と話していた。

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