11日放送のTBS系報道番組「Nスタ」(月曜~金曜・午後3時49分)では、自民党と日本維新の会の連立の条件でもあった議員定数削減法案の審議入りの見通しが立たず、17日に会期末を迎える今国会での成立が困難な状況になっていることを報じた。

 スペシャルコメンテーターとして出演のジャーナリスト・星浩氏は「私はメディアの責任も考えてるんですよね」と話し出すと「何かというと、国会議員は居眠りしたり、賄賂もらったり悪いことばっかりしてるとテレビも新聞も報じるんだけど…。

私の見ている実感ではかなり多くの議員は真面目に勉強して質疑をしているのに、ニュースではそれを取り上げないから、どうしても国会議員は少なくていいだろうっていう世論形成につながってるんですけど、その辺はメディアも少し考えてもらいたいなと思いますね」と指摘。

 ここで、キャスターの井上貴博アナウンサーが「少なくするということと、まず自ら身を切ってっていう維新が言っている『これくらいやれない人間に日本の改革なんてできないだろう』っていうのにも一定の説得力がある気がするんですけど」と聞くと、星氏は「まあ、ちょっと体育会系な議論だと思いますけど、だって、身を切るとかなら歳費を削るとかね(他の方法がある)」と返答。

 この言葉に井上アナは「やり方はいろいろあると思うんですよね。結局、何もやらないな、国会議員はっていう…」と口にしていた。

編集部おすすめ