阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が11日、巨人・門脇流の「11時間メリハリトレ」でのレギュラー奪取を誓った。都内の創価大グラウンドで練習を公開。

気温1度の午前6時頃から約2時間、汗を流した。指名後も多い日は早朝から約11時間の練習を行っていることを明かし「けがだけないようにしている」と白い息をはいた。

 参考にするのは同校の3学年先輩である門脇だ。その存在が進学を決めた理由の一つで、当時は練習相手も務めてくれたという。特に時間の使い方を参考にしており「メリハリがあり、プロになると決めて時間を使っていた」と回顧。立石も練習後に約1時間半かけて都内のトレーニング施設に通う日があるが、移動中も映像で復習する。帰宅後はYouTube鑑賞でリフレッシュ。メリハリを大切に己を高めている。

 見据えるのはレギュラー取りだ。中野が務める二塁が本職で愛着も強いが「それ以外もできたら、出られる可能性はどんどん上がる」と内外野で捕球練習を行っている。同じ施設で自主トレしている森下からは、1月の新人合同自主トレ中の“ハードワーク厳禁”を説かれたという。頼もしい先輩たちが道しるべ。

はやる気持ちをグッとこらえ、王者に加わる。(直川 響)

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