SUPER EIGHT・村上信五が11日、大阪・東大阪市の近畿大で同大学生を対象にした講演会に登壇。「芸能活動を超えて広がる、セルフプロデュースとビジネスデザイン」と銘打ち、自身初の大学での講義で若者のハートをわしづかみにした。

 質疑応答で「おき」と名乗る女子学生を指名すると「まずご結婚、ホントにおめでとうございます」と祝福され、460人の学生が一斉に拍手。10月14日に一般女性との結婚を発表した村上は「ありがとございます」と頭を下げた。その女子学生に涙声で「私の人生のロールモデルは村上くん。村上くんみたいな面白い女になりたい。最近失恋しましたが、悲しみや困難を強みに変えて生きていきたい。村上くんも大変なことがたくさんあったと思いますが、どのようにエンタメに変えていきましたか」と質問されると、以下のように答えた。

 「振り返ったら、大変なことってそんななかったんですよね。大変なのは周りが大変にしただけで。おかげで会社がなくなるしやな。(グループの)名前が変わったのもそう。『名前変えて5人で続けて、プロデュースも自分らでします』と。風化させたらアカンとは思うけどね。

失恋も就職もそう。自分の思い通りにはならんよ。(そして)大体のことは大したことない。それをいかに経験にしていけるかどうかが、セルフプロデュースであり、人生のデザイン」

 学生たちは時に笑い、時にうなずきながらペンを走らせていた。

 降壇後は報道陣の取材に応じた。講演のオファーを受けた理由は「やったことないって言うのが1個と、大学生が俺の話聞きたいかという(興味)。それに近大のスタッフの皆さんが、僕の(芸能以外の)幅広い活動に興味持ってくださってたというのが大きいですね」と明かした。そして「講義が初めてやから、これが及第点かどうか分からない。もし(学生が)社会人になって出会って言葉を交わせたら、初めて正解やったんやなと思いますね。(コンサートや番組収録と違い)うなずきながら聞いてくれるというのは初めての経験」と振り返った。

 2025年を漢字1文字で表すと「走」とのこと。「今年は『走る』やな。

横山(裕)さんの。ホンマ心配でしかなかったですから。グループが(昨年に)無事20周年を終えて、(今年は)個々の活動が多い中、ヨコがあんな大変な仕事引き受けて無事やったっていうのが」とメンバーが今夏の日本テレビ系「24時間テレビ」でチャリティーランナーを務め、105キロを完走したことをたたえていた。

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