11日放送のNHK報道番組「ニュースウオッチ9」(月~金曜・午後9時)では、この日の衆院で補正予算案が通過も自民党と日本維新の会の連立の条件でもあった議員定数削減法案の審議入りの見通しが立たず、17日に会期末を迎える今国会での成立が困難な状況になっていることを報じた。

 記者キャスターの広内仁氏は「ひと山越えた補正予算案。

与党に対する野党の距離感も見えてきました」と話し始めると「(補正予算案に)賛成した国民民主党は与党とともに年収の壁のさらなる引き上げも実現したい考えです。一方、反対した立憲民主党は議員定数の削減を巡っても反発を強めています」と続けた。

 その上で「定数削減の法案は審議入りもできておらず、来週の会期末までの成立は見通せない状況で、日本維新の会からは連立を組む自民党に対しても不満が出ています」と続けると「会期を延長してでも結論を出すべきだとする維新の会に対し、自民党はどう対応するのか、野党とともに与党内の動きも注目される終盤国会となります」とした。

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