オリックス・中川圭太内野手が12日、大阪・舞洲の球団施設で契約交渉に臨み、3000万円増の年俸1億円でサインした(金額は推定)。プロ7年目での大台到達となった。

 今季は外野のレギュラーとして119試合に出場し、リーグ3位の打率2割8分4厘、自己最多に並ぶ12本塁打、53打点をマーク。60試合の出場にとどまった昨年から巻き返し、自身初のベストナインを受賞した。「今年はけがなく1軍でできたのは一番よかった。成績的な部分は全然満足していない。シーズンを通して不調の時の波をどれだけ少なくするか、そこの調整を来年の課題としてやっていきたい」と振り返った。

 来年4月に30歳を迎える中川は「個人の成績も大事だけど、チームを勝たせるってところを意識して、一日一日の積み重ねで。その結果がいい成績につながって来ると思う」と強調。中嶋前監督から「無敵の中川」と形容された万能打者が、さらなる高みを目指す。

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