静岡市美術館(静岡市葵区紺屋町)で開催中の「きもののヒミツ 友禅うまれるところ」展で12日、入場者1万人達成の記念セレモニーが行われた。浜松市から着物姿で来場した鈴木一江さんと松本典江さんが、同美術館の高市純行館長から記念品が手渡された。

「1万人目と聞いて、びっくりしました。来て良かったです」と2人は声をそろえた。

 着物を通じて親交が始まった。2人はともに祖母が着ていたため、着物は小さい頃から身近な存在だったという。普段から和装が多いという松本さんは「着物を身につけると、背筋が伸びる思いがする。昔からのものだし、これからも大切にしていきたい」と、話す。鈴木さんは、「知れば知るほど、面白くて興味がわいてくる。(展示物も)とてもきれいでした」と感動した様子だった。同展覧会は今月21日まで開催。開館時間は10時から19時。

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