俳優の松山ケンイチが12日、主演するNHKドラマ「テミスの不確かな法廷」(来年1月6日スタート、火・午後10時=全8話)の取材会を東京・渋谷の同局で行った。

 原作は直島翔氏の同名小説。

ASD(自閉スペクトラム)とADHD(注意欠如多動症)と診断された過去を持つ裁判官・安堂清春(松山)を巡る人間ドラマだ。

 主演する松山は5年ぶりのNHK連ドラ出演。台本はノートに書いて覚えていることを明かした。2012年に大河ドラマ「平清盛」で主演して以来、ずっとこの方法だという。裁判用語が多く登場する難解な台本でも「書くと半分ぐらい覚えます。台本を読むと5分で眠くなる」と照れた。

 共演する俳優の遠藤憲一は「俳優生活42年間の中で一番難しい作品。日々いっぱいいっぱいになって、ギブアップ寸前です」。ギターを弾くシーンのために自ら買って練習したことも告白し「若い頃にあきらめたギターをどうしても弾かなきゃいけなくて、ぶったまげた。女房もギターを買って教えてくれた。女房はそのまま今はビートルズを弾いてますね」と笑わせた。

 取材会には女優の鳴海唯も出席した。

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