演歌歌手の水森かおりが12日、東京・港区の長谷寺にある所属レコード会社「徳間ジャパン」の元社長・徳間康快さん(2000年死去)の墓前で今年のNHK紅白歌合戦への出場を報告した。

 今年で23年連続となった紅白出場を報告した水森は「社長にごあいさつさせていただくことができて良かったです」と安堵(あんど)。

死去して25年がたったが「ずっと励ましてくださったり見守ってくださったりした。私にとっては恩人、大切な人です」と変わらぬ思いを明かした。

 今では紅白の常連アーティストとなっているが、出場者発表時について「毎年ドキドキしますし、ダメだったらまた頑張ろうという思いでいる」とおごりはない。「1回出るだけでも夢のような出来事だったので『これで思い残すことない』と思ってましたけど、歌い終わった後に来年も出たいと新たな目標に変わる。すごい舞台だなと思います」と特別感を口にし、「今年も夢の舞台に立たせていただく。悔いのないパフォーマンスを幅広い世代の皆さんに楽しんでいただける時間をお届けできるように頑張ります」と誓った。

 今年は「徳間ジャパン」の創立60周年と自身のデビュー30周年を迎えた節目の一年。今春に発売した新曲「大阪恋しずく」は、YouTube上で公開したミュージックビデオも約245万回を再生するヒットぶりとなっている。今年の漢字を問われると「実」と回答し、「充実の一年だった。恋の方ではなかったですけど新たなすてきな出会いがありましたし、それが来年に実っていったら」とかみ締めた。

 「大阪恋しずく」にちなみ、自身の恋愛状況について「恋はしたいなと思っています」とポツリ。「私のスタッフさんがお見合いの(サービス)に入りまして、本格的に話を進めている人が身近にいる。

そういう人がいると『私もすてきな出会いを…』と思いますね」と意欲を見せていた。

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