歌手の松山千春が12日、東京・東京国際フォーラムで全国ツアー東京公演を開催した。公演中には茨城県を震源とする最大震度4の地震が発生し、会場のある東京・千代田区でも震度2を計測。

一時、緊張感が走ったが、すぐに揺れが収まったため、中断することなく最後まで進行した。

 地震は曲間のMC中に発生。松山は揺れに気づくと「あたふたしても仕方ないから落ち着くべ」と穏やかな声で呼び掛けた。

 幸いにも大きな揺れは起こらなかったが、数秒間続いた横揺れに「なかなかの地震だったわな」とポツリ。「たしかに、地震は恐ろしい。首都直下型地震もいつやってくるか分からない。この間、北海道と青森でも地震があって札幌で震度4。日本という国はいくつかのプレートが合わさってできてる国だから(地震が来る)可能性はあるのかもしれないけど、そこで楽しく生きてもらいたいし、そこで多くの人を愛してもらいたい」と話した。

 会場には満員となる約5000人が集まり、松山は「大空と大地の中で」などを歌唱。持ち前の伸びやかな声を響かせ、観客を魅了していた。

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