現役ドラフトでオリックスから移籍する茶野篤政外野手(26)が12日、埼玉・所沢市の球団事務所で入団会見を行い、来季のレギュラー奪取を誓った。

 縁あるユニホームを身にまとい、輝きを取り戻す。

滋賀・東近江市出身で、右投左打の俊足巧打の外野手。「ずっと使っていました」という地元を走る近江鉄道は西武グループで、「バスとかにライオンズのマークがついてるのは見ていた」と、幼少期から西武は身近な存在だった。この日締めていたネクタイは「ちょうど青だったのでいいかなと」という水色のもの。好きな色も「青」と、球団カラーである「レジェンドブルー」を着用するにはふさわしい“逸材”と言える。

 四国IL徳島から22年育成ドラフト4位でオリックスに入団し、23年には育成新人初となる開幕スタメン入りを果たすも、今季は3試合の出場止まり。正外野手争いはしれつを極めるが、「自分の持っているもの全てをかけて、本当に1年勝負で全力で頑張りたい」を思いをはせた。(大中 彩未)

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