12月13日の中山2R・2歳未勝利(ダート1800メートル=16頭立て)は、デビュー2戦目のイッテラッシャイ(牡、美浦・斎藤誠厩舎、父ミスチヴィアスアレックス)が、1番人気に応えて初勝利を挙げた。馬主の“ホリエモン”こと堀江貴文氏(名義はSNSグループ株式会社)は、うれしいJRA初白星となった。

勝ち時計は1分55秒5(良)。

 好スタートから道中は好位2番手に構えて、直線では堂々と抜け出して5馬身差の完勝だった。ウィナーズサークルでの口取りで多くのファンから歓声を浴びた堀江氏は「セールで買ってきた馬じゃなくて、自分の生産馬で勝つのはうれしくないですか? まさにリアルダビスタじゃないですか。うれしいですね」と興奮気味に喜んだ。

 3代母にG1馬シンコウラブリイがいる血統で、母ノルウェーノモリは中央時代は未勝利に終わり、地方移籍後に3勝を挙げた馬だった。同オーナーは「シンコウラブリイが好きで、その孫のノルウェーノモリを買ってきて、それにミスチヴィアスアレックスをつけて2年越しのプロジェクト。前走も調子が良かったので、勝てると思っていたんですけど、肩の荷が下りました」と、喜びもひとしおの様子だった。

 初コンビだった戸崎圭太騎手は「組み立ても楽でしたし、直線の反応も良かった。まだまだ余力があるような感じで走っていました」と、能力を評価した。斎藤誠調教師も「ジョッキーも楽しみと言ってくれましたし、オーナーも喜んでくださってよかったです」と、ホッとした表情だった。

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