バレーボール ▽全日本選手権(天皇杯・皇后杯) 第3日 サントリー3―0大阪産業大(13日、東京体育館)

 男子で昨年大会王者のサントリーは、大阪産業大と初戦の3回戦で対戦し、セットカウント3―0のストレートで下し、8強入りを決めた。日本代表でチームの主将・高橋藍やセッター関田誠大、ミドルブロッカー小野寺太志ら主力を温存。

先発して攻撃の軸として存在感を示したアウトサイドヒッターのデアルマス・アラインは「どのメンバーで出てもやれている。(4面での試合は)難しさはあったけど、問題なかったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 大同生命SVリーグでは開幕戦こそ大阪Bに黒星発進したが、そこから怒とうの13連勝。この日はリーグなどでは経験がない午前10時開始。男女が交互に並んだ4面のコートでボールも普段とは別のメーカーのものを使う。学生相手では戦い方も変わってくるが、「トスのテンポとか、SVはみんな速いのと、スパイクが高いから。あと学生はブロックの出し方が違う。会場練習はしていないから、サーブのときボールを投げて、天井が高いから全然こないなみたいな。でも頑張るしかないね」とうなずいた。

 14日の準々決勝では、ともにSVリーグのVC長野とV北海道の勝者と対戦する。オリビエ・キャット監督は「私たちの目標は天皇杯で優勝することです」と連覇への思いを語り、デアルマスも「頑張ります」と腕をまくった。

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