12月13日の阪神11R・リゲルS(3歳上オープン・リステッド、芝1600メートル=13頭立て)は単勝1番人気のランスオブカオス(牡3歳、栗東・奥村豊厩舎、父シルバーステート)がゴール前で首差で捉え切り、勝利した。勝ち時計は1分31秒8(良)。

 道中は5、6番手の外めを追走。4コーナーから馬場の真ん中でスムーズに進出を開始した。前に壁はなく、持続する末脚でグングンと加速。登り坂もグッと踏ん張り切り、目いっぱいに脚を伸ばした。最後は突き抜ける勢いで、2番人気のワールズエンド(牡4歳、栗東・池添学厩舎、父ロードカナロア)もかわし切った。

 新馬から7戦連続でコンビを組んだ吉村誠之助騎手は「もうひと絞りできれば、もうひとつ動けるところがあると思います。もう一段馬には頑張ってほしいですね」と相棒の更なる成長を期待した。

 奥村豊調教師は「非常にコンディションが良く、しっかり調整できたので力を出せる状態でした。前回は(マイルCSを)除外になって出られなかったので、来春に向けて賞金を加算できてひと安心です」とホッとした表情を見せた。今後は再び重賞戦線へ挑む予定。トレーナーは「(京都)金杯、東京新聞杯をターゲットに…」と目標を口にした。

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