◆香港カップ・G1(12月14日、香港シャティン競馬場・芝2000メートル)=12月13日、シャティン競馬場

 ベラジオオペラ(牡5歳、栗東・上村洋行厩舎、父ロードカナロア)は、レース前日もオールウェザーコースで上村調教師を背にキャンター。相変わらず弾むようなフットワークで、常歩(なみあし)時にも気合が乗ってきている。

指揮官は「いいですね。レースがあるのが分かってきている感じがする」と話すと、月野木助手も「先生が積極的に乗って、促してくれています。ピリピリしたところも出てきてします」と雰囲気の良さを感じる。

 ローシャムパーク(牡6歳、美浦・田中博康厩舎、父ハービンジャー)は一貫して走る気持ちを引き出すように工夫した調整。連日、オールウェザーコースで4ハロン53~54秒台をマークしている。田中博調教師は「2年前(香港カップ8着)は厩舎としても初めての海外遠征。そこから他の馬でも経験してきていますので、そのあたりを生かして調整しています。2年前とは違った彼を見せられれば」と不気味な雰囲気を醸し出す。

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