卓球 ノジマTリーグ(13日、滋賀・草津市YMITアリーナ)

 女子で3位の日本ペイントマレッツが4―0で5位の京都カグヤライズを退け、勝ち点を36に伸ばした。第1試合のダブルスを青木咲智、横井咲桜組が勝利し、シングルスは佐藤瞳、横井、芝田沙季が制した。

 日本ペイントは横井が単複2勝と活躍し、勝ち点4獲得に大きく貢献した。ダブルスは今季3度目の青木とのペアでストレートで勝ちきると、シングルスは京都・田村美佳と初対戦。「平野(美宇)選手にも(8月に)勝っているし、サーブも結構取りづらくてやりにくい選手」と警戒して臨み、3―1で勝利した。

 これでシングルスは自己最多タイの11勝目をマーク。神奈川・平野美宇、京都・出雲美空と並んでリーグトップに立ったが「あまり意識はしてない。まだまだ試合はあるので、出してもらった試合は全部勝つという気持ちでやりたい」と表情を引き締めた。

 勝利数に加え、際立つのが安定感だ。ここまで1敗を守り、勝率は9割1分7厘を記録。国際大会も含め、サーブ時に相手のレシーブの読みを外すことを課題に取り組んでいることが結果につながり、「勝つために必要なことだと思ってやっていて、いい流れで来ている。このまま続けたい」と手応えを示した。

 この日は滋賀県で初のTリーグ開催となった。滋賀は幼少期に大会で訪れたことがあり、彦根市のキャラクター「ひこにゃん」のグッズを大事に持っていたという。

14日も同会場でトップ名古屋と対戦。「初開催でこんなに人が入ると思ってなかったので、びっくりした。明日も前回負けているトップ名古屋戦で難しい試合になると思うけど、勝てるように頑張ります」と意気込んだ。

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