大井川鉄道は13日、20日から運転を開始する食堂車「Train Dining オハシ」の試乗会を行った。列車は金谷駅発着で、新金谷駅に停車後、川根温泉笹間渡駅で折り返し、新金谷駅まで運行。

車窓からは大井川や茶畑が望め、兄弟会社「天神屋」が提供する地元食材を使った特製弁当が楽しめる。しらすや桜えびを使った2種類のごはんや、焼津産かつおだし、川根茶を使ったスープなど、地元食材をふんだんに用いたメニューは季節に応じて変更される。

 使用車両は、国鉄が1969年から製作した「12系客車」。冷暖房完備で通年運行が可能になった。ブルートレイン編成を基本に、蒸気機関車が先頭に立つ場合もある。オリジナルグッズのお土産が付いて、価格は1人1万9800円。予約は「アソビュー!」から受け付ける。鳥塚亮社長(65)は「静岡の魅力が詰まった料理と景色を昭和のブルートレインで満喫してほしい。静岡と大井川鉄道の良さを知ってもらえれば」と話した。

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