俳優の木村拓哉がインスタグラムで8日になくなっていたことが分かった映画監督・原田眞人さんを追悼した。

 2018年に公開された原田さんがメガホンをとった映画「検察側の罪人」で木村は主演を務めた。

13日に自身のインスタグラムのストーリーズを更新。黒い画面に白い文字で「原田監督の御冥福をお祈りします」と投稿した。

 原田さんは79年に「さらば映画の友よ インディアンサマー」で監督デビュー。95年の「KAMIKAZE TAXI」は海外でも高い評価を受け、「バウンス ko GALS」で報知映画賞監督賞を受賞。「金融腐蝕列島・呪縛」「突入せよ! あさま山荘事件」など重厚な社会派作品から「伝染歌」、「魍魎の匣」などエンターテインメント性の高い作品も手掛ける。トム・クルーズ主演の「ラスト サムライ」で俳優としてハリウッドデビューした。

 日航ジャンボ機墜落事件を追う新聞記者の奮闘を描いた「クライマーズ・ハイ」は2008年の日本アカデミー賞で優秀賞10部門受賞。「わが母の記」(2012年公開)はモントリオール映画祭で審査員特別グランプリ。日本アカデミー賞では12部門で優秀賞を受賞。2015年公開の「日本のいちばん長い日」でブルーリボン賞作品賞に輝いた。

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