巨人・脇谷亮太2軍ディフェンス(内野守備兼走塁)コーチと橋本到3軍オフェンスコーチが14日、ジャイアンツタウンで行われた「GIANTS HOMETOWN fes 2025 supported by 共立メンテナンス」のトークショーに出演した。

 注目の若手選手を問われた両コーチが名前を挙げたのは石塚。

高卒ルーキーながらプロ初安打を放ち、イースタン・リーグで打率3割2分7厘をマークした背番号23について、脇谷コーチは「1年目からプロの投手に対応できていて、対応力が抜けているなと。1、2打席目ダメでも3打席目で修正する」と語った。

 橋本コーチは今季、2軍打撃コーチとして石塚の成長をサポートしてきた。「高卒でプロに入って一番の違いは変化球。真っすぐは高校生でも速い子はいますし、経験したことはあると思いますけど、変化球はすぐには当たらない。石塚は変化球を狙って打ちますし、狙った場所に打つのですごいなと思います」と、変化球への順応力に舌を巻いた。

 有望株がそろうヤングG。今季2軍で打率2割8分9厘、20盗塁をマークした育成内野手の宇都宮の名前も挙がった。21歳のスピードスターについて橋本コーチは「足が速いですし、バッティングはリストを使って打つタイプ。支配下になって1軍で活躍してほしい」とさらなる飛躍を願った。

 強いチームをつくるためには若手の突き上げが不可欠になる。脇谷コーチは「来年の秋はみんなで笑顔になれるように頑張ります」と決意をにじませ、橋本コーチは「僕は来季3軍のコーチなので3軍からこのグラウンド(ジャイアンツタウン)で一人でも多くの選手がプレーできるようにして、そこから一人でも多く東京ドームに行けるようにサポートしていきたい」と言葉に力を込めた。

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