◇ラグビー リーグワン第1節 埼玉―BL東京(14日、味の素スタジアム)

 リーグワン2025―26シーズンが開幕。3連覇に挑む王者BL東京は、昨季4位の埼玉に0―46の完封負けを喫した。

先発した司令塔のSOリッチー・モウンガは「反則が多すぎた。埼玉のようなチームに、あれだけ反則を重ねると厳しくなる」と、反則数が21を数えた一戦を振り返った。

 埼玉に無得点で敗れるのは、東芝だった前身のトップリーグ時代の2007―08年シーズン以来。オールブラックスで56キャップ、スーパーラグビーのクルセーダーズでは7連覇に貢献したモウンガ自身、ノースコアで敗れた試合があるのか。報道陣に問われると「イエス」と意外な答えが返ってきたが「8歳以下の試合。10人制で。すごく寒い日で、悲しくなったのを覚えています」。穏やかな笑みを交えながら、語った。

 ショッキングな敗戦となったが、モウンガによれば「ロッカールームは、みなさんが想像しているよりも悪くはないというか、そこまで悲壮感が漂っているわけではない。伸び代をあぶり出して、学べるところから学んでいく」という。3連覇に向け、レギュラーシーズンの初戦を終えたばかり。切り替えの速さも一級品で、次戦へリーダー格の1人として「(大事なのは)笑顔だよ。

ボブ・マーリーも言っていた『きっと全部、大丈夫』と思って頑張ります」と言い、会場を後にした。

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