広島のドラフト4位・工藤泰己投手(22)=北海学園大=が14日、母校・北海の監督で同1位・平川蓮外野手(21)=仙台大=の父・敦さんに“息子2人”の活躍を誓った。15日の入団会見を前に広島入り。

「切磋琢磨(せっさたくま)して1年目から1年間、1軍に」と、両打ち外野手の平川とお立ち台で共演を目指すつもりだ。

 北海と北海学園大は同じ敷地内にあり、大学進学後も気に掛けてもらっていたという。控え投手だった高校時代から、最速159キロの右腕にまで成長。敦さんは「彼の努力の成果」と、息子と同期となった不思議な縁を喜んでいる。

 恩師から「一喜一憂しないこと」を一番に学んだという工藤は「結果のよしあしに関係なく、ブレずに練習してこられた。教えがすごく励みになっている」と感謝する。平川とも高校時代から親交がある。ともに来年2月のキャンプで1軍が内定。即戦力ルーキーが力を合わせ、新風を吹き込む。(畑中 祐司)

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