NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜・午後8時)最終話が14日に放送され、九郎助稲荷(くろすけいなり)を演じる女優の綾瀬はるかが再登場した。(以下、ネタバレがあります。

ご注意ください)

 綾瀬が演じる九郎助稲荷が登場したのは地上波の放送では午後8時40分過ぎ。拍子木の音とともに巫女にふんして、蔦重(横浜流星)の前に現れ、死のお告げを伝えに来た。死期を伝えられた蔦重はこの世にやり残したことがないように、周囲との別れを意識する。

 今作で綾瀬は、大火事を逃れ、吉原に戻ってきたキツネの九郎助稲荷として語り(ナレーション)を担当。綾瀬が演じる九郎助稲荷は第1回では花魁、第17回では町娘や武士に化けて登場。最後は巫女の姿で現れたとあってネットも反応。

 「最後の最後に!?????」「今の拍子木は!って思ったらやはりキタ━━━(゚∀゚)━━━!」「正直出るんじゃねえかとは思ってたよ」「このテテーン!って稲荷様の効果音だったのね」「1話のエピソードをここで回収!?九郎助稲荷この為の擬人化!?この為の綾瀬はるかさんってこと?!」「急にこんな美人なお稲荷さんが出てきたんだから、もっとビックリしてよ」「わははは、なんだこりゃ!」などの声が集まった。

 また午後6時からのNHKBSでの放送後も綾瀬の登場に騒然。「出た出た 待ってました 狐さま!ってお迎えなの!? 」「お稲荷様来た」「九郎助稲荷様、最期に来てくれた」「えー私もこんな風に予告されて迎えに来て欲しい できればイケメンの死神に」「語り手に九郎助稲荷・綾瀬はるかを配した意味がここに」「九郎助稲荷も最終回まで完走か…」「死神な綾瀬はるか」「お迎え!!?お迎えきちゃうの!!?」「お迎え役だったのか。そこへの道案内だったのね」「実際の遺言も「拍子木はまだ鳴らないのか」じゃなかったか」「最後までぶっ込んでくるね」と綾瀬=稲荷の伏線回収に納得した声もあった。

 綾瀬はNHKを通じてコメント。「九郎助稲荷です。

たまに人に化けてこうして登場するのも、今回で3回目になります。(第1回・第17回)たまにこうして登場させていただいて、収録がとても楽しかったです。地上に降りてきていろんな人になって現れるのは、私も毎回楽しみでした」と同作に関わった喜びを明かした。

 大河ドラマ64作目となる同作は日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯を笑いと涙と謎に満ちた物語として描く。連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年)や大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)などを手がけた森下佳子氏が脚本を担当。NHKドラマ初出演の横浜流星が主人公を演じた。

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