J1柏は15日、浦和のMF大久保智明(27)を完全移籍で獲得することを発表した。大久保はクラブを通じて「このクラブの一員として闘えることを、大変うれしく思います。

これまで培ってきたすべてをピッチで表現し、柏レイソルの勝利のために全力を尽くします」とコメントした。

 大久保は主に右サイドを主戦場とする左利きのドリブラー。21年に中大から浦和に加入すると、在籍5年で通算110試合に出場した。今季はMF金子拓郎が主に先発で出場し、出場機会が減少。16試合のみの出場にとどまっていた。

 柏のリカルドロドリゲス監督は、浦和の監督時代(21~22年)に2年間共闘した。指揮官は今季攻撃的で主体的なサッカーを掲げ、リーグ1位のボール保持率を記録し、柏の2位躍進に貢献した。戦術の多彩さ、複雑さが特徴だが、大久保はかつての教え子であることから、戦術の適応も問題ない。環境を変え、自身をよく知る指揮官のもとで飛躍を誓う。

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